ツキボシP&Pが得意とする自動車・バイク関連部品のめっき加工においては、長年のノウハウの積み重ねにより他の追随を許さない安定したクオリティを誇ります。また電子機器部品などの分野では、ミクロン単位の精度が要求される「機能めっき」の需要が増加しているため、高度なニーズにも応え得る品質管理体制を構築しています。徹底した品質管理こそ、お客様からの信頼の源泉だと考えています。
- 技術開発課
- 品質保証課
- 梱包課検査係
顧客企業様のニーズに対して技術面から研究・提案を行う技術開発課、完成品に対して定量分析・定性分析を行う品質保証課、出荷前の製品に最終的な検査を行う梱包課検査係。これらの部署が密接に連携し各生産ラインにフィードバックすることで、ツキボシP&Pならではの高品質を維持・向上し続けています。
検査測定機器
品質保証課が製品検査時に使用する各種機器です。多角的な視点から正確な分析を行います。
走査電子顕微鏡 | |
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走査電子顕微鏡(SEM)は、世界中の研究開発機関や品質検査の現場で、最も活躍する装置の1つです。微小な表面構造を鮮明に観察することができ、さらに、焦点深度が深い像が得られることから、凹凸の激しい試料表面の構造を拡大して、私達が肉眼で物を見るのと同じような感覚で三次元的な画像が観察できる装置です。また、EDS装置を追加したことでEDS分析(定性分析・点分析・マッピング(元素分布確認))など、様々な観察を行うことができます。 | |
蛍光X線膜厚計 | |
非接触・非破壊でめっき膜厚を測定する装置です。微小部に微弱なX線を当てた際に発生する二次X線(蛍光X線)を検出することで、非常に薄い被膜の測定や分析をすることができます。 | |
塩水噴霧試験機 | |
亜鉛めっき製品の耐食性を確認するための塩水噴霧試験を行う装置です。一定の温度(35℃)に保たれた試験機槽内に試験品を設置し、5%の塩化ナトリウム溶液を均等に噴霧して耐食性を評価します。 | |
偏光ゼーマン原子吸光光度計 | |
主に金属元素の濃度を測定する(定量分析)装置です。液中の金属濃度や不純物の濃度を測定し、液管理を行うことができます。 | |
強度試験器 | |
試料を縦方向に引っぱり、その強度を測定する装置です。破断するまでの経過を記録し数値化することで正確な分析に役立ちます。 | |
工業用ビデオスコープ | |
健康診断に用いられる内視鏡と同様に、超小型イメージセンサーで検査部位を捉えてモニタリングすることができる装置。パイプ型製品の内面の状態をチェックします。 |