芯地メーカーとして創業した当社は、不断の技術革新を繰り返しながら、
お客様や時代が求める製品づくりに取り組んできました。
変化をチャンスにできる社員一人ひとりの行動力、それが東海サーモのものづくりを支えています。

開発部/栗本惟(2010年入社)
東海サーモの存在を知ったのは地元企業が集まる就職フェア。学生時代の研究分野とは異なる業界でしたが、新製品開発を積極的に行っているところと、チャレンジを大切にする社風に惹かれました。
入社後は、接着芯地に用いられる接着剤の改良・開発を行うグループに所属。目標とする強度や耐久性などを達成するべく仮説を立て、実験と検証を日々繰り返します。さらに現在は、そのような取り組みから生まれた新製品や独自の技術をアパレル業界向けに広くPRする展示会の企画運営も担当。開催プログラムの検討からプレゼン資料作成、会場設営、当日のお客様対応まで、業務内容は多岐に渡り、忙しさも半端ではないのですが、多くの方と間近に接することで新たな気づきが得られ、それらを開発現場にフィードバックする好循環が実現できています。
アパレルの世界は日進月歩で、開発に終わりはありません。今後さらに専門知識を深め、お客様から頼られる縁の下の力持ちをめざしていきたいと思います。

輸出営業部/李英希(2012年入社)
大学時代にカナダ留学で身につけた英語力を生かせる仕事がしたいと考え、就職活動を行う中で出会ったのが東海サーモ。会社のことを調べてみると、スーツやジャケットの芯地で国内トップシェアを持つだけでなく、世界中に製品輸出をしていることがわかり、魅力を感じました。
私が所属する輸出営業部では、海外のお客様に対する販促活動や通関手続きの書類作成など、さまざまなシーンで語学力を発揮する機会があります。2カ月に1回のペースで海外出張に赴き、現地で新規開拓や提案営業も。国ごとに異なる文化やビジネスルールに配慮しながらコストと納期を調整することに難しさがありますが、それらをクリアし、お客様にメイド・イン・ジャパン品質をお届けできた時には大きな達成感が味わえます。
今後の目標は、ビジネス英語のスキルに磨きをかけること。そして、東海サーモのさらなるグローバル化に貢献したいと思います。

毛芯製造部/松野 元(2014年入社)
高校時代に学んだ電子回路や機械の知識を生かせる地元の製造業で働きたいと考え、就職活動に取り組みました。さまざまな企業との出会いの中で、特に惹かれたのが東海サーモ。工場見学を通じて、一貫生産ならではのスケールに感動するとともに、「人の手」も多く関わるものづくりに携わりたい気持ちが高まり、入社を決めました。
私が担当しているのは、紡績の一番最初の工程である「混綿」。数種類の原綿を混ぜ合わせ、仕様に沿った繊維原料を作るのが仕事です。混綿は、色合いの美しさやハリ・コシといった品質を決める重要な工程で、次工程以降のすべてに影響するといっても過言ではありません。自分の仕事が東海サーモ製品の信頼につながっている実感が日々あり、それがやりがいにつながっています。また、担当している機械の修理や保全に携われるのもこの仕事の特徴。苦労や失敗も多く経験しましたが、その都度、先輩方にアドバイスをいただきながら知識と技術を身に付けてきました。とはいえ、先輩方の「技」や「勘」にはまだまだ及びません。もっと経験を積み、紡績部門のエキスパートになるのが今後の目標です。