未来への取り組み
未来のエネルギー社会を
見据えた、
エナリスの挑戦
いま、エナリスは電力システム変革という、大きなチャレンジに向かって動き出しています。
それは、限られた電力会社にすべての電気を頼る社会から、私たちの周りにある多様な電気を融通し合う、分散型エネルギー社会への転換です。この新しい時代に向かって、さまざまなプロジェクトを実施しています。
エナリスが描く未来
従来の電力会社に代表される大規模・集中型エネルギーとは異なり、比較的小規模で、かつ地域に点在しているエネルギーを「分散型エネルギー」と呼びます。太陽光や風力といったクリーンエネルギーをはじめ、個人が所有するエネファームや電気自動車などもその一つです。エナリスでは、これらの分散型エネルギーを効率的に活用し、利用者同士が自由に電気を融通し合う、新しいエネルギー社会の実現を目指しています。電力システムを変え、社会を変え、エネルギーの価値を変えていく。私たちは、そんな未来に向けて、すでにさまざまな取り組みをはじめています。
未来を見据えた取り組み
バーチャルパワープラント
実現に向けた実証実験
バーチャルパワープラントは、規模の小さい自家発電設備や太陽光発電、蓄電池などをまとめて制御することによって、あたかも 1つの発電所のように機能させるシステムです。ユーザーが創ったり、節約したり(ディマンドリスポンス)、貯めたりした電気をまとめて大きな電力に代える、次世代の電力システムとして注目を浴びています。エナリスは、2016年からこのバーチャルパワープラント構築を目指す実証事業に参画し、実用化にむけて取り組んでいます。
DRに関する主な取り組み
2012年 |
東京電力との需給統合計画によるピーク需要抑制シナジー事業空調、照明、自家発 関西電力とのネガワット取引自家発 |
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2013年 | 東京電力とインセンティブ型ディマンドリスポンスの実証空調、照明 |
2014年 | 日産リーフの車載用蓄電池を再利用した新たなバッテリーマネジメントの実証実験蓄電池 |
2015年 | ネガワット取引に係るエネルギーマネジメントシステム構築と実証空調、照明、自家発 |
2016年 | 「バーチャルパワープラント構築実証事業」のうち、「一般送配電事業者が活用するネガワット取引の技術実証」蓄電池 |
再生可能エネルギーの地産地消を推進
遠方の大規模発電所にすべての電気を頼るのではなく、小規模でも地元に密着した発電所からも電気を供給する。電気の地産地消は、分散型エネルギー社会に向けた重要な取り組みです。発電所が近くにあれば、送電ロスが減り、電気を効率的に利用できます。また、電気を「つくる」「売る」「買う」の全てを地域内で行うことで、地域内で経済が循環し、地域の活性化を後押しします。
すでに神奈川県の一部地域や静岡市では、自治体と協力し、地元の公共施設への電力供給をはじめとする地産地消の仕組みづくりに取り組んでいます。
ユーザー同士の電気のシェアリング
太陽光発電などでつくられた電気を電力会社へ売電するのではなく、ユーザー同士が自由に融通し合う。そんな電気の経済圏そのものを変えてしまう仕組みを、ブロックチェーンをはじめとする最新のIT技術を駆使して実現させることにエナリスは挑戦しています。電気は、買うだけのものから、自分でつくり、分け合えるものになるのです。
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